第2章 私の初期刀は…重症!?
?「…うっ…………」
!!
『そうだ…手入れ!手入れの方法!教えて、こんのすけ!』
顔がすごく苦しそう…
こんのすけ「はい!主さまの神力を直接注ぐのです!」
『わかった!』
…って、わかるかぁぁぁぁぁ!!!!!
『いやそのやり方聞いてんだけど!?』
こんのすけ「…ハッ!失礼しました!」
こんのすけってたまにボケるよね…なに…?ええ…?
こんのすけ「主さまが刀剣男士に口吸いをするのです!」
『へっ?』
口吸い…?それってつまり…
『キ、キ、キ、キス!?』
こんのすけ「そうですね!主さまの時代だとそう呼ばれるものです!ささ、はやく…!」
『わ、ちょっと押さないで…!』
トスッ・・・
『…っわ……』
こんな綺麗な顔に…くっ……
ごめんね、本当はこんな私とはしたくないんだろうけど…手入れの為だから!!
と心で語りかける
そしてさらば、私のファーストキッッッス…!!
『し、失礼します!!!』
そっと私は口を付けた
何か、私の中からこの子に流れていってるのがわかる
すると急に流れが止まった
もう治ったのかな…?
『…ん……。どう!?』
バッと勢いよく体を見渡した
傷も消えて、顔も苦しそうにはしていない
こんのすけ「流石です主さま!」
『よ、よ、よかったぁぁ!』
?「ん…。」
気が付いた!!!
『大丈夫!?』
起き上がろうとしたのをとっさに私は支える
すると首筋にヒヤリとした感触
?「…何者だ?」
こんのすけ「主さま!!」
まままままま待って嘘でしょ?これ刀じゃない?
刺される?いやこの場合、首を切られる?
『あ、あ、あの…私……ここの本丸に…』
?「…………審神者?」
そう問いかけてくる目は殺気を放っていた
おい前任こんなに審神者に殺意を持たせるなんてなんつーことしてくれたんだよマジで…!!
私が死んだらまず前任呪いにいくからな…!!!
『そそそそうですね、わ、私…今日からここの審神者に…っ!』
瞬間、ピリッとした痛みが首筋に走る
うわうわうわ絶対に切れた絶対に切れた
この子容赦ない…!!