第1章 終わりと始まり
「やっ、恥ずかしい...」
胸の前で交差していた手を退けられ、明るい光の下で生まれたままの姿を晒される。
「先輩...綺麗です」
胸に手を這わせ、その弾力を味わうかのように優しく揉む。
「柔らかい...」
胸が好きなのか、ずっと触り続ける。
ムニムニと刺激され続けた胸の中央にある突起は、勘違いしたように硬く主張する。
ピンと尖った突起を指先で摘まれれば、身体が小さく跳ねた。
その後も指先で転がされ、尖らせた舌で舐められる。
「すげービクビクしてる...。
先輩って敏感なんですね」
クスリと笑われ、手が降下していく。
「あっ、だめ!」
南くんの触れようとしている場所が分かり、脚にギュッと力を込める。
「先輩、意地悪しないで。
触りたい」
脚に隠されたソコは、先程までの愛撫ですっかり濡れてしまっている。
そんなはしたないところ見せられない。
「せんぱい......良い子にして」
耳元で低く囁かれ、耳に当たる息にゾクゾクする。
「大丈夫、痛くしませんから」
耳朶を噛まれて、身体から力が抜けた。
「先輩...凄い濡れてる。
分かります?指でちょっと触れただけなのにこんな...」
入口をなぞっているだけなのに、二チュニチュという淫らな水音が聞こえて来る。
ただなぞられているだけなのに、跳ねてしまう腰が憎たらしい。
声だけはなんとか漏らさないようにキュッと唇を結び、耐える。
「先輩、声出して良いんですよ」
「嫌...だって変な声、勝手に出ちゃうから」
「俺は聞きたい。
先輩の可愛い声、聞かせて。
俺の為に鳴いて」
「あっ...っ...」
指先で敏感な突起を摘まれ、思わず声が漏れる。
「可愛い、もっと......」
「っ、あぁ...っ...」
ビリビリと電気が走ったような快感が身体に走る。
声を抑えようと思っていても思うようにいかない。