第2章 確認と進展
「ん...あれ...?」
いつの間に眠ったのか、気づけば布団を掛けた状態で横になっていた。
隣にはもちろん晴人くん。
うぅ...身体、主に下半身がガビガビする。
愛液が乾いたのか、気持ち悪い。
「シャワー浴びよ」
晴人くんを起こさないようにベッドから抜け出し、浴室に向かった。
お湯を貯め、シャワーで身体を流しているとお尻の辺りとかがヌルヌルする。
乾いた愛液が水分を取り戻したから...かな。
ちゃんと流そうと手を這わせ、動かすと、快感が走った。
「あっ...」
ビリビリとした快感に、再度手を伸ばす。
「んん...」
ダメだと頭では分かっているのに、身体が言うことを聞かない。
もっと、と欲求が高まる。
中途半端に高ぶった熱は収まりきれず、声を潜めて再び触れた。
「あっ、んん...ん...っ...っん...」
背筋がビリビリして、脚が震えて立っているのもやっと。
あ、イキそう...。
ラストスパートを掛けようとした、その瞬間。
「イイ身体みーっけ」
背後から感じる温もりと、声。
「きゃっ...!
晴人くん...!驚かさないでよ!」
「外から声掛けたのに、気がつかなかったじゃん。
夢中だったんでしょ?
穂乃香さんの気持さ良さそうな声、聞こえたし?」
晴人くんが触れるのは、先程まで私が触っていたところ。
「トロトロ...そんなに良かった?
1人でするの」
「っあぁッ」
少し触れられただけなのに、あと1歩だった身体は過剰に反応する。
「おっと...」
身体を痙攣させ、果てると立って居られなくてそのまま膝から崩れ落ちる。
それを難なく支えてくれる晴人くん。
「ちょっと触っただけなのにイッちゃったね。
相当イイとこまでいってたんだ」
耳元で喋られるとゾクゾクする。