第2章 確認と進展
「穂乃香さん、エロかった...。
後ろから突くのも良いね」
「もう...!」
「...俺、早いでしょ、イクの」
胸を揉みながら尋ねる晴人くんの表情は暗い。
「そう...かな?
正直早いとか遅いとか分からないけど、でも私は晴人くんとするエッチが好きだよ。
それじゃダメかな?」
私はセックス経験どころか、恋愛経験すら乏しいのではないかと最近思う。
「情けなく思わないの?」
「どうして?
他の女の子がどう思うのかは分からないけど、でも私はそのままの晴人くんが良い。
私で気持ち良くなってくれるのは嬉しいから」
「穂乃香さん......」
「んー?」
「勃った」
「ちょっと!?今の流れで!?」
「だって俺、穂乃香さんのことすげー好きだもん。
何年片想いしてたと思ってんの。
そりゃ勃つって」
「え?何年?
初めて会ったの、配属が決まってからだよね?
入社式でも話してないし...」
そういうとムスッと顔が膨れた。
「なんだよ、意識してたの俺だけかよ...」
「え?」
「去年の企業見学ん時、会社内案内してくれただろ?
パンフレット渡してくれたのもあんた。
まぁ、見学者全員にだけど。
あと面接の時、受付やってた」
「あ...そうだったの。
全然分からなかった」
昨年は確かに企業見学とか面接を手伝うことが多かった気がする。
「制服姿の晴人くん、もっとちゃんと見ておけば良かった」
「なら俺の裸、後悔しないようにじっくり見てなよ」
「え?あっ...」
南くんが覆いかぶさり、胸元に吸いつく。
「俺はその時から、好きだったんだから...」
「や、あ...はる......と」
突起に与えられる刺激に腰が揺れ始める。
快楽に落ちるまで、あと少し......。