第8章 エリートからロックオン!
「あ、ありがとうございます。」
私は手帳を受け取り、
頭をさげ再び歩き出すと...
(やっぱり、胸元は危ないなぁ...
落ちやすいし。 )
?
「待って下さい!」
「?」
さっきの人に、
呼び止められた。
?
「俺は見廻り組の加賀利(かがり)です。
貴女は..真選組の女中なのですね。」
(見廻り組...?
あー、聞いたことあるかも。
エリート軍団とか呼ばれてる...)
「はい。そうですけど...」
加賀利
「見廻り組にも女中は居るのですが、
貴女のような可愛い方が居なくて...
いや、若い女性がいなくて...
真選組はどんな募集をしているのか
気になりまして。
聞いても良いですか?」
(え?)
「..守秘義務があるので言えないです(^_^;)
ごめんなさい、それでは失礼致します。」
私はそれだけを言うと素早く立ち去った。
内部の情報を漏らしたら切腹だからだ。