第4章 初めまして
相澤「つくづくあの入試は…」
相澤「合理性に欠くよ、おまえのような奴も入学出来てしまう」
緑谷「消した…‼︎あのゴーグル…そうか…!!」
緑谷「抹消ヒーロー イレーザーヘッド‼︎!」
「イレーザー?俺…知らない」
「名前だけは見たことある!アングラ系ヒーローだよ!」
とみんなはザワザワしている、最初に気付いたのは紬だったみたいだ
紬「はぁ…有名じゃないので知らない人がいるのは仕方ないですが…誰か1人くらい気付きましょうよ…」
と紬は呆れたようにみんなを見ている
『紬は凄いねぇ!』
相澤「見たとこ…”個性”を制御できないんまろ?また行動不能になって誰かに救けてもらうつもりだったか?」
静かに相澤先生が緑谷くんに近付いて来る
緑谷「そっ、そんなつもりじゃ…」
相澤先生は首辺りに巻かれている白い布を緑谷くんにシュッと巻き付けてグイッと引っ張った
相澤「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ」
相澤「昔、暑苦しいヒーローが、大災害から1人で千人以上を救い出すという伝説を創った。」
相澤「同じ蛮勇でも…おまえのは1人を助けて木偶の坊になるだけ」
相澤「緑谷出久、おまえの”力”じゃヒーローにはなれないよ」
相澤先生は言いたい事を言い終わると個性を解いたのか髪が元に戻った
相澤「”個性”は戻した…ボール投げは2回だ。とっとと済ませな、」
ブツブツ言っている緑谷くんを横目にキラキラキザ男子が∞仲間の女の子の肩に手を置いて話しかけている
?「彼が心配?僕はね…全っ然」
飯田「指導を受けていたようだが、」
爆豪「除籍宣告だろ」
緑谷くんは未だにブツブツと言っている
緑谷「力の調整…僕にはまだできない…!この一投で”出来る可能性”に懸けるのか?オールマイトも言ってたのに?一朝一夕にはいかないって…!ダメだ…ダメだ…」
緑谷くんは覚悟を決めたように思いっきり振りかぶる
相澤「見込み…ゼロ……」
緑谷くんは未だにブツブツと言っている
緑谷「まだ…まだだ‼︎!…まだ‼︎‼︎」
緑谷「最大限で…最小限に…」
緑谷「今!!」
緑谷「SMASH!!!」
投げられたボールは空高く飛んで行った