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愛でたい、愛でられたい【ヒロアカ】

第4章 初めまして





第5種目:ボール投げ



?「セイ!」





明るい声とともに飛ばされたボールを投げたのは朝緑谷くんと話していた女の子



彼女の投げたボールは何処までもふわーっと飛んで行く



するとピピッと相澤先生の持っているデジタル機器に∞という文字が出た


相澤先生はみんなに向けてデジタル機器をスッと見せる





「またもや∞!?」
「すげぇ‼︎」
「雄英やべぇ!」



と歓声とどよめきが響き渡る


『∞仲間だぁ!』


紬「良かったですね。」





ふとなんとなく緑谷くんの方に目を向けると、緑谷くんはとても焦っている様だった



『緑谷くん…凄く焦ってるみたいだけど大丈夫かな…?』



紬「本当ですね…そういえば彼は今の所目立った成績は出してないですね…」



『こういうのに向いてない個性なのかなぁ…本当に退学にならないといいけど…』



紬「うーん…どうでしょうね。でも、相澤先生…去年一クラス全員退学にしたみたいですよ…」


私達2人がなんとも言えない空気でいると朝緑谷くんと話していた人達の声が聞こえた。


飯田「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」


爆豪「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!」



(…無個性…?)


飯田「無個性⁉︎彼が入試時に何を成したか知らんのか⁉︎」


爆豪「は?」



『話しぶりからして爆豪くんは緑谷くんと前から知り合いだったみたいだけど…?個性を知らなかったの?』


紬「無個性だとしたらこの結果も焦ってるのも理解出来ますが…そうだったらどうやって入学したのでしょうか…?」


『うーん…爆豪くんは個性があることを知らなかったって事?』



紬「まぁ…考察はこれ位にして。緑谷さんの番ですよ、」



私がみると緑谷くんはこれから投げるところだった


勢い良く振りかぶってボールを投げた











相澤「46m」


相澤先生の冷たい声がグラウンドに響く。



緑谷「な…今確かに使おうって…」


緑谷くんは青い顔で自分の手を見て戸惑いを見せている



相澤「”個性”を消した。」




紬「相澤先生の個性です…視ただけで人の”個性”を抹消する”個性”です。」




相澤先生を見てみると個性を発動したからかボサボサな髪の毛がオールバックのように上がっている





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