第4章 初めまして
爆豪「死ねえぇ‼︎!」
爆風とともに飛び出たボール
辺りには轟音が鳴り響く、
そして沈黙
((((…………死ね?))))
みんなが呆然とボールの行方を見つめている
相澤「まず、自分の『最大限』を知る」
”ピピッ”っと相澤先生の手にある電子機器に705.2mと表示された
相澤「それがヒーローの素地を形成する合理的手段、」
「なんだこれ!!すげー面白そう!」
「705mってマジかよ、」
「”個性”思いっきり使えるんだ!!流石ヒーロー科!!」
皆んなが歓喜していると相澤が呟いた
相澤「………面白そう…か、」
相澤先生の雰囲気が変わった。
背後に”ゴゴゴォ”という効果音が見える
相澤「ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
相澤「よし、トータル成績最下位のものは見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
そう相澤先生は冷酷に告げた
「「はあああ!?」」
更に相澤先生は前髪をかきあげながら続ける
相澤「生徒の如何は先生の”自由”、ようこそこれが…雄英高校ヒーロー科だ」
「最下位除籍って…!」
「入学初日ですよ⁉︎いや初日じゃなくても…理不尽すぎる‼︎」
相澤「自然災害…大事故…身勝手な敵たち…。いつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽にまみれてる。」
相澤「そういう理不尽を覆していくのがヒーロー」
相澤「放課後マックで談笑したかったならお生憎、これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける」
相澤「”Puls Ultra”さ、全力で乗り越えてこい」
皆んなの顔つきが変わった、
相澤「さて、デモンストレーションは終わり…こっからが本番だ」
相澤「花園、ちょっとこい。」
始まる前にチョイチョイと相澤先生に手招きされた。
後ろから紬もついてくる
『なんでしょうか?』
相澤「おまえ、今まで体力テストしたことあるか?」
『ないです』
相澤「んじゃあ花園はそれぞれの種目でそれぞれ1回ずつ個性ナシとアリでやれ、自分の素の力がわからないんじゃ話にならない。」
『わかりました!』