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【千銃士】今度こそ、貴方と共に【僕のヒーローアカデミア】

第2章 夢の中で貴方と……


気がついたら私は、昔、世界帝軍との戦いで使っていた基地にいた。
正確には基地の中の衛生室にいた。


『ああ、夢か……私どれだけベスくんに未練あるんだか…』


服装は着ていた私服じゃなくて、作戦中に着ていた黒い軍服。
もう過ぎた恋なのにベスくんと薔薇の傷の幻覚を見るくらい私は未練タラタラだったんだなぁ……なんて呟きながら衛生室を出る。

そのままの足で近くの修理室、訓練場、シャワー室、作戦室と誰もいない基地をぐるぐる回る。
もう15年も前なのによく覚えてるなぁ…なんて思いながら厨房、薪割り場を見る。
なんとなく宿舎は見たくなかった。


『だって、誰もいないんだもん』


森の奥の広場を通り過ぎ、ベス君が改めて誓いをたててくれた綺麗な広場にやってきた。
『懐かしいな〜』と思いながら、やっぱり誰もいない広場を後にして、基地に戻ってきた。

腹を括るほどではないが、覚悟を決めて宿舎に向かう。
すると今まで私の足音と独り言しかなかった無音の空間に声が聞こえた。
何かを言い合ってるような声だった。
不思議と落ち着いていた私はその声が聞こえてくる宿舎に足を運んだ。


「だか………マ…ターを…………」
「…るさ……マ……………の……お…」


声は数人だけど、気配はその数倍はある。
意を決して宿舎のドアを開ける…前に向こうから開いたので…

Σガンッ

『ぅっ…!』
「「「「ま、マスター!?」」」」


い、痛かった…!
反射的にしゃがみ込んだ私の周りをワタワタしてるのは、複数の男達。
涙目でしゃがみ込んだまま上を見上げると、そこに居たのは

ブラウン・ベス
シャルルヴィル
スプリングフィールド
ケンタッキー

アメリカ独立戦争組だった。
立ち上がり、皆を抱きしめようとする…直前、目の前が真っ暗になった。………???


「あっ!ちょっとベスくん!マスターの顔が見えないじゃん!」
「そこどけ!クソダサマスケット!!」
「ブラウン〜オレもマスターの顔みたい!」
「煩いぞお前ら!マスターのこんな顔見ていいのは俺だけだ!」


私はどうやら、ベスくんに覆いかぶさるように抱きしめられてるらしい。
涙目上目遣いが効いたのか(ニヨニヨ)


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