• テキストサイズ

蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第21章 【ふたりの騎士道】ひよこ班、訓練す


「あんた達もこれくらいは覚えておいたらいざという時助かるわよ。私だって全員が全員いつでも診られるわけじゃないし」
「怪我の治療は少しはできるけど…薬ってなると難しそうだよなぁ」
「僕は…どっちかというとそういう事の方が得意かな…」
「おっ、じゃあそっちはトネリロに任せちゃおっかな~」
「アーサーお前な…」
あっけらかんと言うアーサーに呆れるモルドレッド。そんな様子に"NAME1#は小さく笑った。
「お?どうした?"NAME1#」
「いいえ?楽しそうで何よりと思って」
ぱたんとカルテを閉じ、彼女はクルスへと顔を向ける。
「クルスは?もう馴染んだ?」
「…別に。普通です」
「普通、ね」
彼は感情が表に出にくい。だが偽りと口にすることは無く、また人を思いやることもできる人物だろうと、先程トネリロを背負ってきた様子から感じ取れた。
「それじゃ、引き続き訓練頑張って」
「はいっ!」
ヴェインに連れられ、意気揚々と医療室を後にする第三班。そんな彼らの背中を見送り、サフィアは再び自分の仕事に戻るのだった。
/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp