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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第28章 【ビストロ・フェードラッヘ】ビストロ再建計画、始動


片付けを終えてさて着替えようかと更衣室に向かっていると、ランスロットに出くわした。
「お疲れ、サフィア」
「お疲れ様。お客さん達、喜んでもらえて良かったわね」
「あぁ、そうだな!」
どちらからともなく笑顔になる。今日の成果で明日は少しでも来客が増えてくれるといいのだが。
「あー…と、その、だな…」
「ん?」
珍しく歯切れ悪くこぼすランスロットに首を傾げる。少しだけ沈黙が流れたあと、意を決して彼は口を開いた。
「今更なんだが…その格好、よく似合ってる」
「……、」
思いもよらなかった言葉に、喉の奥がきゅっと締まった気がした。顔が熱くなってきたのが自分でわかり、思わず顔を背ける。
「あ、りがとう…」
「…うん」
「なっ、なんか暑くなってきちゃった!着替えてくるわね!」
「あ、あぁ」
火照った顔を誤魔化すように手であおぎ、サフィアはそそくさと更衣室に向かっていった。その背中を見送ったランスロットは満足そうな顔をしており、その頬は僅かに朱を帯びていた。

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