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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第19章 【ふたりの騎士道】プロローグ


ここは王都フェードラッヘの城下町、のとある食堂。白竜騎士団団長ランスロット、副団長ヴェインと共に、医療騎士サフィアは話をしながら食事を楽しんでいた。
「いやー、いよいよ今日からだなぁ」
「なんとか間に合って良かった」
「この日の為に、色んな人を説得して回ってたものね、ランスロット」
「ほんと頑張ってたもんな、ランちゃん」
うんうんと頷くサフィアとヴェインに、ランスロットは小さく笑みを見せる。
「これもお前達の協力のおかげだ。ありがとう、ヴェイン、サフィア」
「わはははっ!いいってことよ!後でジークフリートさんやパーさんにもお礼しないとな!」
「そうだな」
ふと、サフィアは活気づく食堂内を見渡した。
「色々あったけど、ようやく落ち着いていつも通りになってきたわね」
「あぁ、そうだな…」
イザベラの暗躍、ウェールズの騒動。短期間に大きな事件が続発した。国民達を不安がらせる事も発生し街に被害も出たが、一同の協力により復興は進み、今は〝いつも通り〟を取り戻してている。
「だからこそ、今のうちに騎士団を強化しとくべきだよな〜」
「これを機に優秀な人材が集まってくれると良いんだが…」
身分に関係無く、騎士たる資格と力のある者を騎士団に入団させる。それはかねてよりランスロットが思い描いていた事。自らが平民の出である事も合わせ、積み重ねできた事。この度それが、いよいよ実現されようとしている。
「大丈夫よ、きっと。後は見る目と入団希望者達次第、ね」
「そうだな」
そうしてまた楽しく食事は進んでいった。

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