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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第18章 【FTEP】気高き白竜と聖なる御心


挑む騎士達を次々と薙ぎ倒していく両団長。圧倒的な強さに、団員達は誇りを感じていた。
「本当、お二人は最高の団長だ!」
「みんなも最高の団員だと思うわよ」
「何言ってるんですか!サフィアさんもですよ!」
「ありがと」
少々傷を負ってしまい治療に来た騎士と話をする。第三者として眺めていたサフィアだったが、溢れる熱量に、次第にそわそわとし始める。
「サフィアさん?」
「な、なにかしら?」
明らかにどもっている。騎士は「ははっ」と笑って、自らの剣を彼女に差し出した。
「えっ?」
「俺、久しぶりに見たいです。貴女の剣を」
「………」
サフィアの腰にはすでに一振り剣が携えられている。それでもなおその一振りを差し出す意味は。サフィアはしばしその剣を見つめた後、小さく笑って柄を握った。
「ありがとう!」
言って、闘技場へと飛び込む。後から来た別の騎士が、その様を見て首を傾げた。
「あれ?サフィアさん何故剣を二本…?」
「あぁ、お前は知らないのか。サフィアさんはな、元々はランスロット団長と同じく、双剣使いだったんだよ」
「えっ?」
若い騎士はサフィアを見た。彼女は爛々と目を輝かせ、彼と対峙しているところだった。
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