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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第17章 「青い空!白い雲!広い海!!」


数日後、サフィアがフェードラッヘに帰還した。
「休暇ありがとうございました!」
「いいってことよ!楽しめたか?」
「うん!」
ランスロットとヴェインに報告をしたサフィアであったが、ヴェインとは反対に反応の無いランスロットを見て首を傾げる。
「ランスロット?」
「あ、あぁ…楽しめたなら、良かった」
「?」
様子がおかしい。サフィアをちらりと見るだけで、しっかりと目を合わせようとしない。そんなランスロットを、ヴェインはにやにやと見守っている。
「まぁ、ランちゃんも健全な男だってことだよなー」
「へっ?」
「っ、ヴェイン!!」
ランスロットの怒鳴り声を背中できいて「わはは」と笑いながらヴェインはランスロットの執務室を退室した。後に残された二人の間に、しばしの沈黙が流れる。なんとなく、気まずい。それをサフィアが「あのさ」と口を開いて打開する。
「今度は、みんなで行こうね、海」
「…あぁ、そうだな…」
まだ僅かに赤い頬で微笑み合い、二人はいつかの約束を交わすのだった。
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