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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第2章 【救国の忠騎士】暗躍する黒い影


「来たか…」
「ジークフリート!」
それは追って来た相手、ジークフリートだった。
「ここで何をしている?貴様…これはなんだ!」
「……」
ランスロットの大声に、ジークフリートは沈黙するばかり。
「ジークフリート様!早くアイツらを倒して、仲間を助けてください!」
「…わかった。今は時間が惜しい。だがこいつらは一筋縄ではいかん」
老翁の恐慌な声にジークフリートは冷静に返す。だがこの老翁、今何と言ったか。ジークフリート様、仲間を助ける、と。
「殺さぬようにと、手加減をする余裕は無い。今度は…全力でいくぞ」
大剣を構えるジークフリートの気迫に気圧されぬよう身構える。
「笑わせるな…貴様といえど、所詮罪人の振るう汚れた剣。取るに足らん!」
ランスロットは怒りの声を漏らしながら双剣を構えた。それに呼応し、ヴェインとサフィアもまた得物を構える。
「あぁ!俺達が力を合わせたら、あのジークフリート相手でも負けるはずがねぇ!」
「私もやれるわよ!」
「フン…真に国を想えばこそ…避けては通れん道ということか。いいだろう、まとめてかかってこい!」
「何をブツブツ言っている!いくぞ!ジークフリート!」
ランスロットが重心を掛けた足を踏み出そうとした、その時であった。
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