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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第15章 【氷炎牆に鬩ぐ】氷炎牆に鬩ぐ


どれくらい経っただろうか。ようやく戦線を抜けたランスロット達は、村へと到達しようとしていた。
「ランちゃん!俺が先行する!」
「わかった、頼む!」
「私も行くわ!怪我人がいたらすぐに対処する!」
「あぁ、サフィアも頼む!」
了解!と声をそろえてヴェインとサフィアが加速する。そして村に着くと、その光景を目の当たりにして驚愕するのだった。









剣が振り下ろされそうになったその時。
「どりゃぁあああああ!」
ヴェインの振りかぶったハルバードが親衛隊の得物を弾き飛ばした。突然現れた第三者に親衛隊が動揺する。
「なっ!?何だ貴様は!」
「いっち、にーの、うおらぁよっとぉ!」
だがそんな事はお構いなしに、ヴェインは再び振りかぶって親衛隊を薙ぎ払う。虚を突かれた親衛隊はヴェインの一振りにあっけなく吹き飛ばされたのだった。
「みんな…遅くなって悪かった…。パーシヴァル…グラン…良く、頑張ったな」
殴られ続けてボロボロになったパーシヴァルを、グランの反対側から支えるヴェイン。遅れて到着したサフィアが「パーシヴァル!?」と声を上げた。
「酷い…すぐに手当てを…!」
「俺なら問題ない…それより、はやく村人達を…」
すかさず手当てをしようとするサフィアにパーシヴァルは小さく首を振った。
「パーシヴァル、無理せずとりあえず診てもらえって!そっちは問題ないからさ!」
「何…?」
ヴェインの言っている事がわからず眉を寄せるパーシヴァル。ヴェインは村の入り口の方に顔を向けて声を張り上げた。

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