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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第10章 【亡国の四騎士】亡国の四騎士


白竜騎士団団員達を蹴散らした一行はガレスに向き直った。パーシヴァルが剣先をガレスに突きつけて問う。
「答えろ。その魔法陣をどこで手に入れた?」
「くっくっくっ、とぼけるな。知ってるんだろ…お前も?」
「昔、生家で同じものを目にした事がある」
「つまり、そういうことだ…」
パーシヴァルが僅かに眉を寄せる。
(つまり…この魔法陣はウェールズ家のものってこと…?)
サフィアはパーシヴァルの背中を見つめて見守った。
「何が言いたい?」
「…私は、この国を手に入れるために、ウェールズ家から送り込まれた」
「…なっ!?貴様、今何と言った!」
ガレスの答えにパーシヴァルが驚愕の声を上げる。ウェールズ家は、軍をこのフェードラッヘ王都に進軍させているらしい。
「ふざけるな!そんな侵略行為が許されるものか!」
「問題ない…王都に蔓延る魔物を退治しに来たウェールズ家は、英雄として迎え入れられるだろう」
「この魔物騒ぎもそのため…!?」
サフィアがギリと奥歯を噛み締める。ガレスはただ笑い声を上げるだけだった。
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