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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第10章 【亡国の四騎士】亡国の四騎士


魔物を倒し、急ぎ玉座の間へと駆けつける一行。そこにはカール王とガレス、そして狂乱しているイザベラがいた。
「イザベラッ!」
ランスロットの声に反応し、イザベラがゆらりと振り向く。
「ああランスロットォォ…待ちくたびれたぞォォ…」
「貴様…陛下を離せ!」
「陛下…あぁ、コレの事か。ガレス…お前は時間を稼げ」
「っ……はい…承知…致しました」
一瞬の迷いを見せた後、ガレスは一行の前に剣を抜いて立ちふさがる。
「おい、ガレス!どうしたんだよ!お前もイザベラに操られてるのか!」
「操られてる、だと?」
ヴェインの声をはねのけ、「はっ!」と鼻で笑った。
「ふざけるな!私は自分の意思で…イザベラ様に仕えているのだ!」
「どうでもいい」
その言葉をパーシヴァルが一蹴する。
「悪は滅する。それだけだ」
「うるさいんだよ…お前みたいに、何の苦労も知らずに…日の当たる場所にのうのうと生きてきたヤツに、何がわかる!」
それはつまり、ガレスが日陰で生きてきたことを意味する。だがパーシヴァルは興味無さそうに首を振った。ギリ、とガレスが奥歯を噛みしめる。
「白竜騎士団!そいつらを殺せ!」
ガレスが声を上げると、操られた白竜騎士団団員達が前に出てくる。できるだけ怪我をさせないようにと気をつけながら、厄介な相手と戦うのであった。
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