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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第7章 【亡国の四騎士】王都撤退戦


騎士達の追撃を退けて一行は先へ先へと進んで行く。ふと何かを思いついたように、ヴェインが提案をした。
「この地下通路を抜けた先はさ、確か王都の傍の森なんだけど…その近くに婆ちゃんの村があって、そこに身を隠そうと思うんだけど、どうかな?」
「あぁ、あのご婦人の…それはいい考えだな」
「賛成!」
ヴェインの提案に、ランスロットとサフィアがすぐさま是と頷く。パーシヴァルも異存は無いようで「どこでもいい」と答えた。
「それより出口はまだか?」
「そうだな…ここまで来れば、出口はもうすぐだ」
そのまま歩いて行くと、次第に出口だとわかる道に出た。あと少しでこの地下通路から出る事ができる。
「ありがとう、みんな。おかげで少し楽になった」
まだ弱々しくはあるが、笑顔を見せるランスロット。少しは回復したようで、サフィアはほっと息をついた。だがそこにパーシヴァルの一喝が入る。
「まだ気を緩めるな。いつ敵の追撃があるかわからん」
そうだ、と頷いたその時、突然一行の目の前の空間が歪み始める。

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