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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第6章 【亡国の四騎士】謀略の祝宴


「口を付けるな!」
突如パーシヴァルが大声を上げ、皆びくりと震えた。そしてパーシヴァルは、その剣先をガレスの喉元へと向ける。その行動にカール王やヴェインは困惑してパーシヴァルを宥めようとするが、パーシヴァルはカール王を一瞥しただけだった。
「貴殿の甘さは昔から変わらんが……俺の知る限り、ランスロットは時間や規則には人一倍うるさい男だった…」
確かに、そうである。パーシヴァルの言っている事は間違っておらず、サフィアはぎゅっと口を引きしめて彼の行動を見守るしかなかった。パーシヴァルはガレスを拘束すると、首元の布地をめくった。そこには先程ヴェインが指摘した火傷のような跡がある。
「おい…この痣はなんだ?」
「…やめ…ろ!」
「答えろ。貴様は何を企んでいる?」
だがガレスは答えようとしない。
「答えねば、斬る」
「な、何がどうなってんだ…?パーシヴァル、少し落ち着けって!」
その時、広間の扉が勢いよく開かれた。
「よっしゃあ!ここで我らが真打!ランちゃんの登場だぜぇ!」
だがそこに現れたのは、ヴェインが期待した人物とは程遠い者だった。
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