• テキストサイズ

蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第5章 【亡国の四騎士】騎士の帰還


「お前達…あれは捨て置け。さぁ、行くぞ」
そう言い別方向へ行こうと促す。しかしビィはヴェインの後ろ姿を見ながら言った。
「でもこうなったらアイツ、聞かねぇからなぁ…」
「…はい。なんだか心配ですし…。パーシヴァルさんも、一緒に行ってくれませんか?」
「僕からもお願い」
ビィ、ルリア、グランの三人言われ、パーシヴァルは小さく息をついた。
「…仕方ない。家臣共の身に何かあってからでは遅いからな」
「おーい!どうしたみんな!俺、近道知ってるからさー!」
パーシヴァルの承諾の言葉の後、離れた所からヴェインが声を上げるのがきこえた。やれやれと思いながら、一行は足を進める。
「ありがとね、パーシヴァル」
「…何がだ」
「ヴェインに賛同してくれて」
「別に…お前達の為ではない。家臣共に言われて仕方なくだ」
「うん、そっか」
家臣共。なぜグラン達がパーシヴァルの家臣という立場になっているのかはわからなかったが、パーシヴァルの気遣いが嬉しくて、サフィアは密かに笑ったのだった。
/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp