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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第28章 【ビストロ・フェードラッヘ】ビストロ再建計画、始動


「はぁっ…!」
ビリ、と少し離れていたサフィアにまでその殺気が伝わってきた。放たれた殺気にドラッヘンボアはピタリと動きを止めて方向転換する。誰もいない方向へと逃げるドラッヘンボアだったが、少し走った後に急にその動きは止まった。
「な…に…?」
その様子にパーシヴァルは愕然とする。金属音がしたと思ったサフィアは、じっとドラッヘンボアの足元に目を凝らした。
「…くくり罠?」
「あぁ。やつは賢いからな。風下に人間が隠れているのを知っていたんだ。後は地形から逃げる方向を予測して、事前に罠を仕掛けておいた」
「え、いつの間に」
近くにいたのに全く気が付かなかった。パーシヴァル達に気を取られている間に仕掛けたのだろうか。はやり抜け目がないすごい人だとサフィアは尊敬の眼差しでジークフリートを見るのだった。
「だがこの程度でくたばるタマじゃない。さぁ、一気に仕留めるぞ!」
「了解!」
武器を手に、咆哮を上げるドラッヘンボアに打って出た。
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