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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第27章 【ビストロ・フェードラッヘ】オープニング



「皆さん…こんな事に巻き込んでしまって何と謝ればいいか…。ご迷惑をおかけしてしまって、本当に申し訳ありませんでした!」
頭を下げるジャックに気にするなと返すヴェイン。でも、と彼は続けた。
「他のみんなまで巻き込んじまって悪かったな。責任は俺がとるから、みんなは無理して関わらなくても、」
眉を寄せて言うヴェインに、ランスロットが「いや」と口を挟む。彼は穏やかな表情で言った。
「幸いイベント中は非番だ。俺は喜んで協力しよう」
「私もよ。全く、水臭いわよ、ヴェイン」
「本当〜!?ありがとう、ランちゃん!サフィア!二人がいてくれたら心強いぜ!」
パッと表情を明るくさせるヴェインに二人も笑みを向ける。
「あぁ、なんだかよくわからんが、これはこれで面白そうだ」
「ジークフリートさんもっ!あ、ありがとうございます!」
自分もと名乗りを上げるジークフリート。
「ふん…乗りかかった船だ。仕方あるまい」
「パ、パーさんまで!?いいよかよ!?ありがとな!」
仕方ないなと言いながらも彼の表情には僅かに笑みが見える。素直じゃないなとサフィアは人知れず笑った。
「だか…グラン達まで無理することは無いぞ?」
ランスロットの言葉にグラン達は顔を見合わせる。そして、揃って笑顔になった。
「大丈夫です!私達がこの場にいたのもきっと何かのご縁です!」
「うん。僕達にできることがあればなんでも言って」
「それに私…お祭りとかやってみたかったんです!」
ルリアの笑顔につられて皆が笑顔になる。サヴァランに認めてもらい、店を存続させる。一同意気込み、いつもとは違う形で奮起することに心躍る思いもまた抱いていた。

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