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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第26章 【ふたりの騎士道】エンディング


「おめでとう、アーサー、モルドレッド」
「サフィアさん…ありがとうございます!」
ランスロットの姿が見えなくなった頃、サフィアは二人に声を掛けた。
「最初は本当にどうなる事かと思ったけど…最終的に良い結果になってよかったわ」
「第一印象、最悪でしたもんね…」
あの時のことを思い出し、アーサーの顔が歪む。
「でももう、大丈夫ね?」
「はいっ!」
「よろしい。では最後に」
こほん、と咳払いをするかのように改まるサフィア。なんだろう、と二人は反射的に姿勢を正した。
「あなた達は今現在、第一歩を踏み出したに過ぎない。入団した後に挫折する者も少なくないわ。でも、そんなものには負けず、前を向いて歩いてほしい。時には立ち止まっていい、振り返ってもいい。ただまた前を向いてくれたらそれでいい」
サフィアの声が、じんわり二人の身に沁みていく。
「何かあったら、相談においで。些細な事でもなんでもいいの。そういう事も私達の役目だと思うし、頼れる相手がいるっていうのは強みにもなるわ」
とりあえず、と締めくくるように最後の言葉を発する。
「ようこそ、白竜騎士団へ。誇り高き竜の騎士として、これからも高く飛んでちょうだい!」
「「はいっ!!」」
少年達の笑顔と決意を自分の胸にもおさめ、サフィアはまた新たな竜が誕生した事を喜ぶのであった。





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