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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第26章 【ふたりの騎士道】エンディング


弱ってきた骨竜に猛攻撃を仕掛ける騎士達と騎空士達。そしてついに、四人の連携がクリーンヒットし、骨竜の頭蓋骨を砕いた。
「…………」
骨竜は僅かに震えたかと思うと、その身体は粉々に粉砕して地に落ち、砂に還った。溢れていた骸の騎士達もいつの間にか消え去り、辺りには静寂が訪れていた。ふと、どさりと音がして振り返る。緊張の糸が切れたのか、地面にへたり込むアーサーの姿があった。
「…ふふっ」
その周りにはモルドレッド達が集まってきていた。ランスロット達と目配せし、彼らの元に歩み寄る。
「お前達、良くやったな」
「あぁ!皆のおかげで助かったぜ!」
「一時はどうなることかと思ったけど…ほんと、よく頑張ったわね」
「お疲れ様でした」
最後にグランが、アーサーに手を差し伸べて立ち上がらせる。
「でも…四人とも…やっぱすごいです!」
「だな!やっぱ桁違いに強いです!」
アーサーの大絶賛にモルドレッドも乗る。彼らに小さく笑みを向け、ランスロットは応えた。
「お前達も努力すればこれぐらいになれるさ」
「そうだそうだ!俺でも強くなれたんだから、絶対強くなれるって!」
「大事なのは、日々の積み重ねよ」
「はいっ!」
笑顔で頷くアーサーだったが、すぐにしゅんと項垂れてしまう。
「でも…命令違反して、ごめんなさい…」
「…お前達は命令には背いたが、騎士として本当に大事なものを守った。今回の件関しては、目を瞑ろう。とにかく、皆が無事で良かった」
「俺はお前達が戻ってきて、あん時結構感動したんだぜ!その仲間を思う心を、大切にな」
ランスロットとヴェインに言われ、アーサーはほっと安心したように表情を和らげる。
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