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蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第25章 【ふたりの騎士道】ふたりの騎士道


「アーサー、これは重要な任務よ」
「えっ?」
「〝誰一人欠けることなく避難させること〟…いいわね?」
「……っ」
これでもまだか。無理矢理にでも追い出そうかと強行手段に出ようとしたところで、モルドレッドがアーサーを引きずるようにして連れ出した。ほっと息をつき、眼前の敵にむきなおる。
「彼らはこれから騎士になる子達だ…お前達なんかに、邪魔をさせたりはしない!」
ランスロットが双剣を構える。大分血は止まったが、それでもいつ傷が開くかわからない。
「…ランスロット」
「大丈夫だよ、サフィア」
「……」
笑みを向けられては、文句のひとつも言えない。サフィアは剣を構え、まっすぐ前を見すえた。
「さっさと終わらせる!」
三人の騎士と騎空士達が、未来ある騎士を目指す者達を守る為、目の前の強敵めがけてその刃を振るった。

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