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彼の背中を追いかけて

第5章 Nicht vergessen


そんなまったりとした時間は急に終わりを告げた

ある日・・・

「兵長、書類はこれで全部ですか?」

「ああ・・全部だ」

「わかりました」

今は書類の処理をしているところだ

シャッ

「痛っ!」

紙で指を切ってしまった

「大丈夫か?」

「はい、こんな傷すぐにふさがりますから」

でも、今日は違った

「あれっ?ふさがらない・・・・」

その時、唐突に視界が暗くなっていく、手足に力が抜けていくのを感じた

バタッ

「フェナ!しっかりしろ!」

部屋にはリヴァイの声が響いていた


「ん・・・ここは?」

目を覚ますと天井が見えた

「気がついたか?」

「兵長!・・ここは私の部屋?」

「ああ、そうだ・・急に倒れたからここに運んできた」

「そうだ・・傷がふさがらなくてその後気を失って・・!ゲホッ!ゲホ」

咳とともに口から血がでる

「いったいどうしたんだ!フェナ!」

「わか、、りません。もしかして巨人化した時の副作用の可能性があります」

「そうか、すぐに救護を呼んでくる!」

救護を呼んでもらい少しは落ちついた





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