第3章 好きという感情
私と兵長が恋人になってから二週間後
壁外調査が行われた
(初めての実戦・・生きて帰れるかな・・・)
不安な気持ちが顔に出たのか兵長に
「大丈夫だ不安な気持ちになるな。俺が守るっ
ていっただろ」
「はい。そうでしたね」
門が開く
そして壁外に出た
命令通りに動き指定された位置へ移動する
周りから人が遠ざかっていく
壁外に出てしばらくは安全だったが
とうとう巨人に遭遇した。しかも運が
悪いことに奇行種だった
「兵長!奇行種です!」
「立体起動に移れ!」
「はい!」
立体起動で近くの木に移動したが
昔のあの時のように足が動かない
「フェナどうした!何故動かない!」
兵長が怒鳴る
「わかりません!」
「昔のことを思い出すな!倒すことに集中し
ろ」
(そうだ…恐れるな倒せ!!)
自然と足が動き巨人を仕留めることができた