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俺たちのSong II 【気象系BL】

第9章 伝えきれないほどの感謝を



翔「…飲むでしょ?」
智「あんがと」

ビールをグラスに注ぎ あなたに手渡す
軽く ふにゃりと微笑んでグラスを受け取ってくれる

智翔「…お疲れ」

カチンとグラスを軽く合わせて
いつもみたいにグビグビいくんじゃなく
ちびりちびりと

味なんかあんまりわかんない

智「…連れてってあげられなかったなぁ…」
翔「何? 旅行?」
智「ん …おいらはさ みんなと違った思い出が多いからさ 相葉ちゃんみたいにビデオ無くしとけばよかったかも」
翔「何言ってるの あれ けっこう大変だったんだから」
智「ほら そうやって共有出来る思い出があんま無いからさ」
翔「京都にいたからね あなた でもあれ社長の推薦でしょう?」
智「ん」
翔「あなたにルームサービス取ってもらったの覚えてる」
智「Jrが使うルームサービス分全部事務所負担してたもんなぁ 高校生がルームサービス頼み放題って無いよな?」
翔「無いねぇ」
智「…親とも違う でも社長ってはるか雲の上の存在でも無かった」
翔「そうだね あんなに身近な社長ってジャニーさんくらいだよね」
智「…葬式…仕事入ってないといいなぁ…」
翔「そうだね…」

仕事を優先しなさい
社長は絶対そう言うだろうから

調整出来る仕事なら調整してもらって

…俺は 多分無理だろうな

こういう時 びっしり仕事を入れてる事を悔やむのか





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