第9章 伝えきれないほどの感謝を
潤「…あの日 電話もらわなかったら… みんなとも出会えてなかったんだよな」
松潤が ポツリと呟く
智「社長が俺たちを選んでくれたから 俺たちは嵐でいられるんだ
20年もの間一緒に歩いて来れるくらい強い絆を持った仲間を与えてくれた」
相「俺ジャニーさんにビデオカメラ買って返さないままだ…」
ニ「後で一緒に買いに行きましょう ごめんなさいってちゃんと渡してくださいね…」
笑ってるのか泣いているのか
涙を流しこそはしないけれど
みんな 鼻をぐずぐずならしながら
翔「明日になれば各自コメントを求められる 色々思い出たどっていいコメントが出来るようにしよう みんな飲み過ぎんなよ?」
潤「今日は思い出とちびちび飲むよ」
ニ「そうですね」
翔「ニノ 相葉くんと一緒だな 松潤は?」
潤「うちに帰るよ 斗真あたり来るかもしれないし」
翔「そっか」
みんな 軽く手を挙げて
その場から離れていく
翔「…帰ろう 智くん」
智「ん…」
足取りはお互いしっかりしてるけれど
どこか現実味のないこの状況で
何を話す訳でもなく
ただ 車の中でも
繋いだ手は離さずに
帰路についた