第6章 気配斬り
相「うおりゃあ!!!」
少し離れた辺りで
相葉さんの威勢のいい声とともに
ブン と風を切る様な音が
多分 私のよろしくの意味を理解した潤くんが
相葉さんの近くで動いてくれたんだ
ありがとう 潤くん
ニ「相葉さん 振りましたね? あとはあなたはもう私に叩かれないように逃げるのみですよ」
叩く気なんて毛頭無い
相葉さんの気配なら 私にだってわかるから
そこは 敢えてスルーさせていただきます
どれ 集中しますか
すうっと息を吸い込んで
1歩1歩慎重に 静かに足を運んで行く
靴下に床だから それこそ足音はしないけれど
さすがに近づかないと気配はわからないから
どこですか おじさん
翔「おはよう 遅くなってごめん!」
ドアの開く音と 翔さんの声
潤「おはよ 翔くん」
相「おっはよー!翔ちゃん!! 今ね 気配斬りやってんの!!」
翔「ああ それでそんな感じなのね(笑)」
智「翔くん」
ん 今
翔「あれ 智くんどこいんの?」
潤「リーダーが隠れちゃって出てこないから気配斬りを始めたんだよ」
翔「ああ(笑)」
確かに声がした
ホントにあなたはどんだけ翔さんラブですか
でも 見つけさせてもらいますよ