【※R18】カラダからはじまってもいいですか?【現パロ】
第3章 第2章 飲み会
『私にも彼氏がいたんですよ彼氏が…
そこそこ付き合ってたんですよ?2年くらい
まぁ普通のラブラブなカップルだったんですよ。こう見えても!
毎週金曜日はデートの日〜!とか言って柄にもなく張り切って金曜日は1番に退社したりしてたんです。
でもその彼と最近別れたんです。
原因は私にあって。』
『ほぅ…』
独特な持ち方でお酒を口に運ぶ部長。
〝お前なんかは俺より仕事と付き合えばいい〟
〝俺は…俺は仕事より俺を優先してる子と付き合いたかった〟
目をつむっただけでもあの光景が目に浮かぶ。
『私は仕事が大好きなんですよ仕事が生き甲斐!みたいなっ
彼から告白されたんですけどねっその時に
仕事に一生懸命な姿に一目惚れしたって
仕事を優先してでもいいから俺と付き合ってくれって。』
自嘲気味に笑う。
『でも、別れ際に言われた言葉は
お前なんかは俺より仕事と付き合えばいい!
俺は仕事より俺を優先してる子と付き合いたかった
って…告白の時と真逆じゃねぇーかってなるじゃないですか。
私も心の中では
は?とか真逆じゃねーかって思ってたんです。
でも口からでたのは
私のせいでごめんね。
次はもっといい子と付き合って。
って…
なんかいい女になりたかったんですかねっ!
自分でもちょっと呆れましたよっ』
暗い話になりかけそうだったから
面白おかしく話してみる。
部長の眉間に皺が刻まれたのは気の所為だと思おう。
『ここからがも〜ほんと傑作でっ!
次の日私営業帰りの会社に向かう途中に見たんですよ。
目の前のラブホに元彼とかわいいThe女子!みたいな女の子が入っていくの
それでなんか全てが繋がったんですよ。
私の中で
今日、明日でそんなほいほい男女がラブホに行くわけないじゃないですかっ
であっ。ってなって
二股かけられて
私は用済みになったんだなって
カラダだけはいいって別れ際に言われたんだけどな〜って
まぁこんな年増のばばぁよりそりゃ若い子の方がいいに決まってるかってなったんですけどねっ!
年増つってもまだ27なんだけどな…』
あははっ
、と笑ってみせる。
この話を誰でもいいから聞いて欲しかったのか知らないが口から本音がぽんぽんでてきた。