【※R18】カラダからはじまってもいいですか?【現パロ】
第3章 第2章 飲み会
『部長っの部屋でっ
もう1杯っしたいですっ!』
そういい手の甲で涙を拭うと
『このばかっ。これを使えっ…
なんのために俺がハンカチを渡したと思っている…』
『だって部長潔癖症じゃないですかぁ!
そんな部長のハンカチ汚すとか滅相もないですよぉ!』
部長は潔癖症だと部署内...いや会社内が知っているくらい有名だった。
そんな方のハンカチをこの涙でグチャグチャになったアイライナーやアイシャドウで汚す訳にはいかない。
『だからなんのために俺が渡したと思っている…
生憎俺は生半可な優しさでハンカチを出すほど優しくないんでな』
そういい私の手からハンカチを奪い
割れ物を扱うみたいに優しく丁寧に涙を拭ってくれた。
部長の雰囲気がいつもと違いびっくりする
いつもは不機嫌な雰囲気か怒っている雰囲気しか出さないのに…!
今はなんだろ…優しさに満ち溢れた。
そんな雰囲気だった
ドキッ____
へっなにっ!
今の感じ…!急に顔から火が出るんじゃないかってくらい熱くなる
なにこの感覚…!
いや違うこれはあれだギャップ萌え~!みたいなやつだきっとそうだ
と心に言い聞かせ心を落ち着かせる。
『意外と部長って優しいんですねっ!』
『意外とはなんだ意外とは…』
そういいほっぺたをつままれのばされる
『ふひょー!いたいれすいたいれすぅー!』
『上司に生意気な言葉を使った罰だ。』
横にほっぺたをのばされる
『れったいふひょーはほんでふでしょ!』
『いや…ただむにむにだなと思ってな…』
『それを遊んでいるって言うんですよ!』
手を掴んで即座に反論する
部長を見ると普段からは想像できないほど目をぱちくりさせていた。
『それもそうだな…』
そう言った部長は笑っていて
ドキッ____
まただ…。
気の所為気の所為だと自分に言い聞かせる
でも、、
切れ長の目が更に細くなって少し口角を上げている姿は多分この世の誰よりも綺麗だしかっこいいと思った。
自分の赤くなっている顔を隠すためナイスタイミングにきたタクシーの方へと急ぐ
『あっタクシーきましたよっ!部長の家で飲み直しましょはやくはやく!』
急かすように背中をおす
『あぁ、』
取り敢えず赤い顔を隠せて丁度よかった