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白鷲と白鳥沢【ハイキュー】

第15章 潜入、白鳥沢学園2日目〜黒鷲捜し開始!〜


こんなに少なく、曖昧な情報ですみませんと申し訳なく思いながらも聞くと、英太さんは目をパチクリさせた後口を開いた。

「それって、もしかして」
「もしかして、それって俺の事〜?」
「!?」「うおっ!?」

英太さんの言葉に耳を傾けていると、突然後ろから聞こえてきた声。その声に驚き振り返ると、そこには笑顔の覚さんが立っていた。

「さ、覚さん!いつの間に!」
「おまっ…!もっと普通に来いよ!」
「ゴメンゴメン。……驚かせるつもりはなかったんだよ?ただ、廊下の方からなーんか真白ちゃん達の声がするなぁと思って出てきたら本当にいたから」
「そうだったのですね。……あっ!ちょうどよかったです。覚さんにもこれをどうぞ」
「およ、これはご丁寧に……じゃなくてネ!?」

覚さんはプリントを受け取った後、何故かノリツッコミをしてからずいっと顔を近づけてきた。

(ち、近い……!)

その近さに思わず1歩後退りすると、後ろにいる英太さんが「何やってんだよ天童。ちけぇよ」と呆れたように注意してくれた。でも覚さんは聞こえていないのか、それとも聞こえてないフリをしているのか、どちらか分からないけど姿勢は変わらない。ただ真っ直ぐに私の目を見てくる。その姿に困惑するしかない。

「ど、どうしたのですか…?覚さん……」
「さっき真白ちゃんが言ってた、『赤い瞳をもった男性』って俺の事?」
「え?」
「あ、そうそう。俺も天童の事かと思って言おうとしたんだけど、違ったか?」

そうだったのか。でも残念ながら、覚さんではないのだ。
その事を伝えると、覚さんは明らかに残念そうに顔を歪めて元に戻し「あそー」とこれまた残念そうに呟いた。
……なんかすみません。

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