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白鷲と白鳥沢【ハイキュー】

第10章 潜入、白鳥沢学園1日目〜バレー部と顔合わせ〜


「ありがとうございます」
「別に礼を言う事じゃねぇよ」
「いえ。その事もありますけど、私をここに入れてくださった事もです。……まだ、ちゃんとお礼を言えていなかったので」

詳しい事はよく分からないけど、1週間とはいえ私をこの学園に通わせるのはとても難しい事だと思う。でも鍛治さんは、その難しい事をたった1日で整えてしまったのだ。本当に彼には頭が上がらない。
改めてお礼を言うと、鍛治さんは苦笑した。

「まあ、確かに大変だったのは事実だが、真白が気にする事はねぇよ。言い出したのは尼袮で、ある意味お前も俺と同じ被害者だからな」
「え、えっと……」

その言葉に、どういう反応をすればいいのか分からず言葉を詰まらせていると、鍛治さんが笑いながら「悪いな」と謝ってきた。

「お前にとっては反応しづらい返答だったな」
「は、はい!……あ、いいえ!」
「はは、どっちだ」




(お、大きい……)

目の前にいるバレー部の人達を見上げながらそう思う。今までは上から見ていたから気付かなかったけど、一緒の地で立っているとその大きさに圧倒されるばかりだ。

あれから鍛治さんと一緒に体育館に着いた後、まずは近くにあった誰もいないバレー部の部室を借りてジャージに着替えた。その後空いているロッカーに荷物を入れ鍛治さんと一緒に体育館に入ると、バレー部の人達が準備体操をしているところだった。

(あっ、工いた)

その集団に目をやってすぐ、工の姿を見つける事が出来た。準備体操をしている時の表情はとても真剣で、思わず見入ってしまう。
じっと見つめていると、準備体操をし終わった彼らがこちらに気付き、主将である牛島さんが「集合!」と合図すると、それぞれ駆け足で集まってきた。

そして冒頭にいたる。

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