第9章 潜入、白鳥沢学園1日目〜昼休み〜
「つ……五色くんはまだ1年だから、やっぱり他のスタメンに比べたら粗が目立つ。その事を厳しく叱るけど、それは五色くんに期待しているからこそで……だから、つまり、五色くんのバレーをしている姿はとてもかっこいいですよ!!」
「…………」
「はっ……!」
自分で何を言っているか分からなくなり、最後はただの感想を口走ってしまった。それに思わず口を両手で塞ぎ工を見ると、驚いたように目を見開いてこちらを凝視していた。
……完全にやってしまった。今は鍛治さんから見た工の事を話していたのに、最後は私から見た工の事になってしまった。
嘘だとバレてしまっただろうかと心配していると、工は徐ろに口を開いた。
「……似てる」
「え?」
「あっ、いや何でもない!……そっか、監督俺の事そう思ってくれてるのかぁ」
えへへと照れたように笑っているから、とりあえず嘘だとはバレていないらしい。罪悪感が凄いけど、バレないでよかったと思いました。
……あれ?作文?