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be taken prisoner
第1章 story Ⅰ
「それにしても、懐かしいな。昔も刑務所の中でよく話してたっけ。」
「そうだね。あの時は楽しかったな。」
「浅見もか。実を言うと、私もそうだ。」
二人で顔を見合わせ笑いあった。
こんな風に笑いあうだなんて刑務所内では出来なかったから、本当に出所できて良かったと瑞希は思っていた。
それからどれくらい話してだろう。お互いの仕事の事、世間話や軽い愚痴、今まで話せなかった事を色々話していたと思う。自分でも驚くほど浅見との会話に夢中になっていた。
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