• テキストサイズ

be taken prisoner

第1章 story Ⅰ


「それにしても、懐かしいな。昔も刑務所の中でよく話してたっけ。」
「そうだね。あの時は楽しかったな。」
「浅見もか。実を言うと、私もそうだ。」
二人で顔を見合わせ笑いあった。
こんな風に笑いあうだなんて刑務所内では出来なかったから、本当に出所できて良かったと瑞希は思っていた。

それからどれくらい話してだろう。お互いの仕事の事、世間話や軽い愚痴、今まで話せなかった事を色々話していたと思う。自分でも驚くほど浅見との会話に夢中になっていた。
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp