第14章 好きの意味
しばらくコナンくんと
赤井さんが戻ってくるの待っていた
『…で、新一は何しに来たの?』
コ「名前姉さんが熱下がったって
赤井さんから聞いたんだよ
後、安室さんの事もな。
ったく…何やってんだよ」
『いーや、アレは
完全に赤井さんが悪い
てゆうか、何で赤井さんの事
黙ってたのよ!』
赤井さんの事というのは
赤井さんが沖矢さんだったという事
私は隣に座っていた新一の
胸ぐらを掴んだ
コ「こっちにも色々事情があんだよ」
『なんだとこらー!』
私は新一の髪を掴んだ
が、同時に私の髪も引っ張られて
やいやい言い合いを繰り広げてると
リビングの扉が開いて
赤井さんが中へ入ってくる
赤「こら、喧嘩は良くないぞ」
と、コーヒーが乗ったトレーを
テーブルの上に置くと
赤井さんは新一から引き剥がすように
私の体を後ろから持ち上げた
『だって!しんっ…コナンくんが!』
赤「はいはい、分かった分かった」
『分かってない!てゆうか!
元はと言えば2人して
隠し事してるから悪いんでしょうが!』
コ「悪かったって、そう怒んなよ」
赤井さんは私が座っていた
ソファに座るとそのまま
私を膝の上に乗せた
赤「名前、その件は
すまなかったな」
私を宥めるように謝られて、
許すという事しか選択肢を
与えてくれなくなった
『次隠し事したら家出してやる!』
コ「あはは…もうしたじゃねーか」
ボソッと何か言われた気がして
キッとコナンくんを睨んだ
赤「さて、本題に入るとしようか」
その一言で場の空気が変わる
だが、何の話をするのか分からない私は
きょとんとしながら何のこと?と
首を傾げた
赤「名前、安室くんには
まだ俺と沖矢昴が同一人物だと
いう事は黙っていてくれ」
…………!!
『え〜どぉーしよっかなぁ〜』
私はニヤニヤと笑った
コ「名前姉ちゃん!」
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