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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第14章 好きの意味




赤「ハァ…」


頭の上で赤井さんが溜息を吐いたから
私は素早くそこで両手を
パンッ!と叩いた


『溜息を吐くと幸せが逃げるから
捕まえてあげたよ!』


赤井さんがしてくれたように
やり返したが私の言葉を無視して
私の両手首を掴んでくる


私の体勢はバンザイの形をしていて。


赤「ボウヤの親戚に
手荒な真似はしたくないんだが
俺の言う事を聞けないと言うのなら
やむ終えん…」


『えっ?…え、何するの!』


赤「しばらくの間、
ピーマンづくしの食生活に変えようか」


はぁ!?


『やだ!!!』


私は足をジタバタさせた


コ「名前姉ちゃん、ちゃんと
赤井さんの言う事聞いてよね」


赤「どうやらボウヤは
俺の味方をしてくれる様だが…
どうする?2対1だ。
名前に勝ち目はない」


『ずるいー!もー分かったよ!
安室さんには言わないから!
ピーマンだけは勘弁して下さい』


赤井さんは両手を解放してくれ
頭をポンポンと撫でた


赤「よし、いい子だ」


コ「赤井さん、もう名前姉ちゃんの
扱いが分かってて流石だね」


こんにゃろー!
いつか仕返ししてやるー!


むすっとしながら
赤井さんが淹れてくれた
コーヒーを啜った


美味しい。


その後他愛も無い会話をしてから
コナンくんは帰宅した


赤井さんは2人きりになると
急に後ろから抱き締めてきて


『ちょ、くるしいっ』


赤「名前、抱きたい」


と言ってきた


『今、抱いてるじゃん!』


腕の力を緩められたかと思うと
くるっと体を反転させられ
正面を向き合う形になる


赤「違う、もっと
やらしい事がしたい」


熱のこもった視線を送られて
恥ずかしくなり目線を逸らした


"やらしい事"とは
何なのか粗方検討が付いた


散々されてきた事だ


『だめ…っ』


赤「キスしたい」


そう言いながら再び
抱き締められた


『ちょ、赤井さんっ…
何考えてんのよ!ばかっ!』


赤「好きな女性に対して
そう思うのは当たり前の感情だろ?」


ドクン…心臓が跳ねる


赤井さんの好きって
ラブの方の…好きってこと?


私はあの時大きな勘違いを
していた事に気付いてしまった。




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