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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第13章 微熱と勘違い




頭だけ後ろを向けて赤井さんの顔を見ると
にやにやと満足気な顔をしていた


脇の下に手が伸びて来たかと思うと
くるんと反転させられ
向き合う形になり
そのまま膝の上に乗せられる


『ちょっ…やだっ』


赤「恥ずかしいのか?」


私は目のやり場に困っていた


湯船からチラッと覗かせる胸筋
しなやかな筋肉…


誰が見てもいい体付きをしている


首筋を見れば何かの痕が付いていて
すぐにチョーカーの形をした
あの変声機の痕だと分かった


赤「どうした?…そんなに
照れなくてもいいだろう?」


『て、照れてないもん』


赤「なら、俺と目を合わせてみろ」


背中に回っていた手が
私の頬を撫でる


ドキドキと心臓が脈打つ。


首筋から上へ
ゆっくりと視線をあげると
赤井さんのモスグリーンの瞳と
目が合う


赤「可愛いな…キスしたい」


『ばかっ!何言ってんの!』


私は手のひらを
赤井さんの口元に当てて
絶対ダメっ!と断固拒否した


だがその手も赤井さんに
優しく捕まえられて
べろっと赤井さんに舐められる


『ひゃっ…くすぐったいからっ』


赤「手のひらも何もかも小さくて
少し力を入れれば
折れてしまいそうで可愛い…」


そんなに可愛いを連呼されると
どんどん恥ずかしさが増していく


てゆーか子供の姿なんだから
小さくて当たり前だっつーの!


『もう、離してよねっ…』


赤井さんの大きな手と
私の小さな子供の手が重なって
指と指が交差する


赤「安室くんとどんなバスタイムを
過ごしたか教えてくれたら離してやる」


『ど、どんなって…言われても…』


赤「言えないのか?」


『いや、別に…
……なんで言わないといけないのよっ』


赤「気になるからだ」


絡まった手を引かれて
肌と肌がぶつかると
むぎゅっと抱き締められる


赤「安室くんに抱き締められたか?
頭を撫でられてキスでもされたか?」


『な、なに?嫉妬してるの!?』


赤「ああ、嫉妬している」



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