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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第12章 赤井さんのこと※




目が霞んで
手元が見えなくて
上手く服を掴めないでいると
赤井さんが後ろから
手のひらで額を包む


赤「熱いな」


『なんだか急に体がだるくなってきた…』


赤「少し待っていろ」


そう言い残すと
赤井さんは部屋を出て行った


少し待っていると
体温計と私のパジャマを持って来てくれて
それに着替えさせてくれた


体温を測ると
また38度を超えてる…


『完全に赤井さんの所為じゃん…』


赤「俺は悪くない。可愛い名前が悪い」


『ちょ、なにさらっと変な事言ってるの』


赤「はいはい、いいから
横になって大人しくするんだ」


肩をそっと押されて
ベッドに横たわると
掛け布団を被される


赤「腹は減っているか?」


『減ってない』


赤「じゃあ目を瞑って寝るんだ」


いっぱい寝たから眠くないなぁ。


『眠たくなるまでお話ししてよ
ちゃんと赤井さんの事教えて』


赤井さんはベッドに腰掛けると
私の頭を撫でてくる


赤「そうだな…
質問をしてくれたら答えてやる」


『うーん…赤井さんって何者なの?』


赤「FBIだ」


『え…?は…?えふびーあい??』


赤「ああ…何だその疑いの目は」


『何でFBIが日本にいるのよ』


私は本当にこの人は
適当な事を言っているのだと思っていた


自分の正体なんて
私には何も話さない
そういう人だろうと思っていた


しかし、聞けば聞くほど
その話に信憑性が増す


ある組織を追ってFBIになった事
その組織を追って日本に来た事


私の体を小さくしたのも
その組織が犯人で
小さくなる薬の存在を
知っていたからあまり驚かなかった事


新一の案で
赤井さんは本当に死んだ事になっていて
組織から身を隠す為に
沖矢昴に変装してここで生活を
送っているという事


理解し難い話だが辻褄が合う


…てゆうか新一、
知ってて赤井さんの事
私に言わなかったとか腹立つ〜!


赤「他に質問は?」


他に…安室さんの事を聞きたいけど
何だか聞き辛い…


あっ!そうだ!


『赤井さんって下の名前なんて言うの?』


赤「秀一だ。赤井秀一」


『あかい…しゅういち…』


ぽつりと名前を呟けば
赤井さんはにこりと微笑んだ




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