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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第1章 誰なんじゃいっ!




あ、そうだった
このメガネこと、沖矢昴さんも
居たんだったわ


私としたことが
すっかり忘れていた!


『おはようございます!』


沖「こんな所で何をしているんですか?」


『聞いてくださいよ!
昨日夜中に目が覚めちゃって
キッチンに向かっている時に
書斎から物音がしたから
泥棒かと思ってホウキを片手に
書斎に乗り込んだら背の高い
黒髪の男がいたんですよ!』


沖「顔とか見ましたか?」


『うーん…今思えば
イケメンだったなアレは…』


腕を組みながら
うーん、と頭を悩ませて
ふと沖矢さんを見上げた


『あっ!丁度沖矢さんくらいの
身長だったかなぁー』


沖「それで、その後どうしたんですか?」


『ホウキを振り上げて突撃したら
体ごと突撃してしまって
ハンカチを口に当てられて
あー終わったな、と思いながら
気を失ってしまったんです!
でも、気付いたらベッドの上でした』


沖矢さんはふふっと微笑みながら
私の頭にぽんぽんと手のひらを置いた


何この少女漫画の
ときめきポイント!


メガネ…中々やるではないか…


沖「きっと、悪い夢でも見たんですよ」


『あー確かに…
現場に犯人の落し物も
なさそうだし…
夢って言われたら
夢の様な気がしてきた…』


うん、きっと
あれは夢だな…


こわい夢見たなぁー。


沖「さて、朝食にしましょうか
何か嫌いな食べ物とかありますか?」


『はい!ピーマンは敵です!』


沖「ピーマンと仲良くなれるように
頑張りましょうね」


お…鬼だ…鬼がいる…


どうしよう
朝から張り切って
ピーマンの肉詰めとか
作り出しちゃったら…


と、思っていたけど
喫茶店とかに出てきそうな
シンプルな朝食だった


メガネ…鬼とか思って悪かったな…


沖「名前さん、アメリカから
日本に帰ってきたと言ってましたけど
いつアメリカに戻るんですか?」


『うーん、決めてないんですよね
あ、でもホテル探して
ちゃちゃっと出て行くので安心して下さい』


沖「私はアメリカに戻るまで
一緒に過ごしても構いませんけど…」


『いやいや、そんな!
あっ、沖矢さんって普段
何してる人なんですか?』


沖「ただの大学院生ですよ」





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