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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第8章 だいっきらい※




沖「早く終わらせて欲しかったら
じっとしていて下さいね」


『…んっ…わかった…』


沖矢さんは
もう一度指に軟膏を付けると
次は左側の胸の先へそれを塗り付けた


冷んやりとしたそれは
体温で徐々に冷たさを失う


痛くないように優しい手つきで
指先で胸の先に触れられ
唇の隙間から甘い吐息が漏れた


きゅっと目を瞑って
その刺激に耐える


身体が火照る


自分の身体が
自分の身体じゃない様な感覚に
襲われた


沖矢さんはただ手当てを
してくれているだけだ、と
心の中で呟き理性を保つ


『ぁっ…おきやさんっ…まだ…?』


沖「もう終わりますよ」


再び優しく額にキスを落とされる


子供の姿のせいか
そういう子供扱いに慣れてくる


胸の先への刺激が止むと
私は目を開けた


沖矢さんは救急箱から
ガーゼを取り出してそれを
小さめにハサミでカットした


それを胸の先に当て
サージカルテープで固定してくれる


両方の手当てが終わると
頭をぽんぽんと撫でてくれて


沖「よく頑張りました」


と、微笑まれた


『こ、子供じゃないんだからっ…』


沖「ふふっ…つい
では、夕飯の準備をしてきますので
それまで待っていて下さいね」


そう言われて一度抱き上げられると
ソファーの上に降ろされ
沖矢さんは私に背を向けて
リビングを出て行った


私はソファーの上で膝を抱えて
丸くなる


赤井さんにペロペロされた事
沖矢さんに知られたじゃんかー!


てゆうか、赤井さんどこ行ったんだよ


私を眠らせて雲隠れか?


次、赤井さんに会ったら
沖矢さんにお見舞い出来なかった
スペシャルパンチを食らわせてやる!




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