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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第5章 喧嘩の理由




朝からそんなバトルを繰り広げて
時刻はお昼過ぎ


私は沖矢さんの事より
赤井さんの事が気になって
仕方なかった


そう言えば何で
安室さんと赤井さんは
喧嘩しちゃったんだろうな〜…


うーん…あれか?


安室さんのケーキを
赤井さんが横取りしたのか…?


食べ物の恨みは怖いからな!


うんうん、我ながら名推理かも知れない


安室さんが作ったケーキは
美味しかったもんな!


と、リビングのソファーに座って
私は考えていた


沖「ふふっ…
今度は何を考えているんですか」


『うわぁっ!』


急に声をかけられて
盛大にびっくりする


出たな!エロメガネ!


あ、そうだ
エロメガネだけどこの人
本ばっか読んでるから頭良いかもしれない


『沖矢さん、あのね
安室さんと赤井さんは
何が理由で喧嘩したと思います?』


沖矢さんは顎に手を当てて
うーん、と考えるポーズをした


『やっぱり赤井さんが
安室さんのケーキを
横取りしちゃったのかなぁ…』


ふと、沖矢さんの顔を見上げると
喉の奥でくくっと笑っていた


なーに笑っとんねん!
こっちは真剣に
考えてるんだぞ!こらー!


私は腕を組んでむすっと
怒ってみせた


沖「そんなに簡単な理由で
彼はあれ程人を恨んだりしませんよ」


と、頭をぽんぽんと撫でられた


『食べ物の恨みは怖いんだぞ!』


すると、沖矢さんは私の体を
抱き上げると
私が座っていたソファーに
腰を下ろした


私の体は沖矢さんの
膝の上で…


沖「もっと複雑な大人な事情が
きっとあるんですよ
…例えば大切な人を
奪われてしまった…とか」


沖矢さんの表情は
どこか悲しそうな顔をしていた


そんな表情を初めて見たから
私は思わず沖矢さんの頭に手を伸ばして
ぽんぽんと頭を撫でた


無意識にやってしまった行動に
気付いた時には時すでに遅し


『…あっ……つい、
てゆうか、何で沖矢さんが
そんな顔をするんですかっ』




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