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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第5章 喧嘩の理由




私を抱き上げたまま
沖矢さんは何処かの部屋の前で
立ち止まった


『ん…?この部屋は?』


沖「私が使わせて頂いてる部屋ですよ」


そう言いながら
沖矢さんはその部屋に入る


私をベッドの上に寝かせると
沖矢さんもベッドに潜り込んで来た


沖「一緒に寝ましょうね」


何だか人の肌が温かくて
心地いい


私は沖矢さんに
ピタっとくっつくと
そのまま眠ってしまった













ーーーーーーーーーーーーーーーー


沖「名前さん、朝ですよ」


私は寝ぼけたまま
温もりを感じる方へ体を寄せ
再び夢の中へ引き込まれかけていた


沖「起きないとこのまま食べちゃいますよ」


耳に生暖かくて柔らかな感触を感じ
体がビクッとして薄っすら目を開けると
間近にある沖矢さんの顔


『…んっ……』


私の体は沖矢さんに
すっぽりと抱き締められていて…


それでも朝の眠気には勝てなくて
もう一度瞼を閉じてしまう


次に耳に感じた感触は
鈍い痛みだった


『…んっ…ぁ…』


沖「おや?耳は敏感なんですね」


直ぐそばで聞こえる沖矢さんの声に
もう一度目を開けると
耳たぶをパクッと食べられた


『ひゃあっ…!』


沖「目が覚めましたか?」


そう言いながら沖矢さんは
私の小さな鼻先にキスをした


『ちょ、ちょ、何してるんですかっ
乙女の寝込みを襲うなんて
さいてーですよっ!』


沖「おやおや、昨夜は
私を離さず抱き着いて眠ったお嬢さんが
何を言ってるんですか?」


『…え?…そんな事した覚えは…』


んん…?


待て待て待て…


私は昨夜寝ぼけていたとは言え
記憶には残っているぞ…


『お、沖矢さんがあったかいから
いけないんですー!』


沖「名前さんは無防備過ぎます
元の姿ならそのまま全部頂いていましたよ
貴女のバージンも…」


『…ばかっ!わわわ、私のバージンは
白馬に乗った王子様にあげるんだから!
沖矢さんにはあげません!』


なんて事言うんだ!


このっ!エロメガネ!





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