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刀剣乱舞/天青 【刀剣乱舞】

第5章 初出陣ー本能寺の変


初期刀の加州清光、初鍛刀の前田藤四郎に続き、脇差・堀川国広、短刀・小夜左文字、打刀・歌仙兼定、打刀・和泉守兼定が新たに鍛刀され、仲間に加わった。これだけ揃い鍛錬すれば、出陣も可能となる。そうこんのすけは言っていた。そしていよいよ準備が揃い、初の出陣の時が来た。場所は、天正10年6月2日、本能寺。織田信長が明智光秀に討たれた時代、地である。6振りと悠青は時空転移の部屋に来ていた。他の部屋とは異なる、どこか機械的な内装だ。部屋の中央には陣が敷かれており、その手前には時代と場所を設定する装置が設置されている。悠青を先頭に、7人は部屋の中央へと歩を進めた。それにとてとてとこんのすけが続き、主様、と呼んだ。
「こちらの装置を設定してくださいませ」
「これは…」
装置では年号と日付がダイヤル式で設定できるようになっていた。それを本能寺の変の年月日に合わせる。
「最後のスイッチは私めにお任せくださいませ!」
意気込むこんのすけに装置を任せ、悠青は主を待つ刀剣男士達の元へ歩み寄った。
「いよいよだね、主」
「あぁ」
加州清光の声掛けに悠青は頷く。そして残りの刀剣男士達の顔を見渡し、頷いた。
「行くぞ」
「はい!」
「おう!」
皆の声が重なったのを合図に、こんのすけが起動のスイッチを押す。すると床に描かれた陣が光り、瞬く間に彼らを包み込んだ。
「お気をつけて―」
最後にこんのすけの声をきき、彼らの意識は遠のいたのであった。
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