第9章 こんなところで会っちゃうの?
手早く作った朝食を2人で食べた。
ソルはいろいろと文句が多かったり、自由なところが多いが、食事に関しては絶賛してくれる。
「お前の飯は本当に美味いな。」
『大袈裟すぎだと思うけどねー。』
適当に流すが実際照れる。褒められること自体慣れてないわけでとても恥ずかしい。
だから食事の時間はそんな姿を見せないように必死なのだ。
『ご飯の感想はいいから、11時になったらまた買い物行くからね。』
「昨日揃えたのではないのか?」
『昨日買ったのは最低限のもので、もう少しちゃんとしたもの買おうと思って。ついでに自分のものも見たいし。』
「そうか。」
『それまでは自由にしててくれていいから。』
ということで、今日は少し離れたショッピングモールに行くことになった。