第9章 こんなところで会っちゃうの?
車を走らせること数十分。目当てのショッピングモールに着いた。
「ここがショッピングモールとやらか。また大きな城だな。これが買い物のための城だというのか。」
『城…。城というかただの建物なんだけど…。まあいっか。行くよー。』
建物の大きさに驚いていたソルはその後、自動で開く扉、常に動いている階段、上下する箱といろいろなものに驚きっぱなしだった。
1時間後………
『まあ、これだけあれば問題ないでしょ!』
「そうか。にしてもお前の分もかなり買ったのだな。」
『あはは…せっかく来たわけだし、夏物まだ買ってなかったし?』
「まあいい。これで帰るのか?」
『んー、もうすぐ12時だしお昼食べてから帰ろっか。』
そう言って私たちはフードコートに向かう。
そして、フードコートで思いもよらない人物と会うことになったのだった。