第8章 一難去ってまた一難
私がお風呂にソルがいないことを確認したその時、
「キャー!!」
リビングの方から悲鳴が聞こえた。これは間違いなく裕香の声だ。これは、最悪なパターンだと言ってもいいだろう。おそらく、ソルと裕香が遭遇してしまったのだ。
『裕香っ!!!』
急いでリビングに戻ると平然と佇むソルと、男がいる驚きと男がイケメンすぎる驚きとでてんやわんやになっている裕香がいた。
『あー…』
「ちょっ、耀!これどーゆー事よ!見知らぬ男の人がいるの!?しかもめちゃくちゃイケメン!!!」
「やっと戻ってきたか。この部屋に戻ってきたら見知らぬ女がいて驚いたわ。」
『えーっと、とりあえず裕香は落ち着こうか…。』
友人が見知らぬ男と住んでるなんて分かったら、そりゃ驚くと思うけど…
イケメンというところをしっかり入れてくるあたり、さすが裕香だ…