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目の前に現れたのは王子様?

第8章 一難去ってまた一難




『裕香、落ち着いた?』

「う、うん…まだちょっと思考がまとまってないけど、なんとか。」


裕香は落ち着きを取り戻しつつある。

さて、どう説明するべきか。誤魔化すか本当の事を話すか。

裕香自身、口がめちゃくちゃ軽いって訳では無いのだが…
イケメンには目がないからな…

それに誤魔化すと言っても同年代に見える以上はいい誤魔化し方が思いつかない。もっと幼ければ実は親戚の子で…っていう感じで誤魔化せたのに。

…いや、こんなイケメン私の家系の遺伝子ではそう簡単に生まれないだろう…

そんなことはいいから言い訳を考えなきゃ…


「俺は異界の王となる人間だ。お前はこいつの友人なのか?」


……………

ななななななな何言ってんの!?!?
それが本当にしろ何にしろ、普通隠すよね!?裕香口ポカーンだよ!?


あろう事か、ソルは私が言い訳を考えているうちに裕香に自分は王子だと伝えてしまった。











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